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左足を失った父~その4~ 

左足を失った父~その3~はこちら


救急外来 真夜中の診察

父に下された診断結果は“左下腿 糖尿病性壊疽(えそ)”

ほっとくと 腐った部分から菌が全身に回って 敗血症になり 死亡する

だから 腐った部分を切る それが治療
もう 何をしても 治らない
ただ、時間稼ぎのために 抗生剤入り点滴が 可能

ついに ここまできてしまったのか
途中で 戻る道は いくらでもあっただろうに

父は こうなる可能性を 分かっていたのだろうか

切断なんて とんでもない と 怒り出すんじゃないか
 
それとも 生きる気力なんてなくて もう死んでもいい と 言うかも


父を見ると 高熱で朦朧としているのか
半分困ったような 半分苦笑いをしているような 顔だった

かんなは 涙をこらえて 医師に話した

「父は 私の言うことにはいつも 耳を貸しません
 どうか先生から 一番ベストな方法を説明して 父を説得していただけませんか」

糖尿病でここまでたどり着く人には 父と似た人も多いのだろう
医師は すぐに快諾して 別室で 父を説得してくれた

しばらくして 父と医師が出てきた

「お父さん、了解してくださいましたよ。
 大腿(太もも)の所から切断すると 決意してくれました」
 
信じられなかった 人のいうこと聞かない人が すんなりと 納得したなんて

かんな「お父さん、切断って足切っちゃうんだよ ほんとにいいの?」

父 「しょうがないじゃないか 命が助かるにはそうするしかないんだろう」   
お父さんは 片足になっても 生きるという 決意をしたんだ
そうか まだ 生きていきたいんだ
そうだよね そうだよね

その晩 ベッドで付き添いながら
この先の事考えると 涙が止まらなかったけど 

でも お父さんが 一生懸命 生きていくなら
これからの人生 やり直すつもりで 頑張ってくれるなら
身体障害者になるけど 介護が必要になるけど

家族だから
親子だから

孫に囲まれて 幸せに 穏やかに 暮らして行こうね

そんなことを 悲しみの中で 思っていた かんなでした



次の日 月曜の朝一番で 緊急手術

待っている間 次から次へと涙があふれてきた

生きるための決断をした父だったが 
いざ 切断した足を見て 絶望するんじゃないか と いう思いと

かんなが もっと早く 父を迎えに行っていれば
こんなことにならなかったんじゃないか という思いが 交錯して


父は手術後 しばらくまだ熱があり 痛みもあり
寝返りも打てなくて 寝たきり状態だった

でも 意識はしっかりとしており
いつになく 饒舌で 夜中も付き添っていたかんなに 色々話をしてきた

こうなったのも 俺が早く病院に行かなかったせいだなあ

おまえには 迷惑かけるなあ
旦那にも 世話かけるなあ

もう 実家の家には 帰れんな
お前んちで 世話にならんとなあ


それまで 本当に 頑固でひねくれた親父だったけど
足一本失って やっと色々気づいて 考えるようになったのかな

父にとって つらいつらい試練だったけども

これからは かんなもそばにいて 見守るからね







ところが!!! ところがどっこいですよーーーっ

しおらしくしていたのは 最初の2週間ぐらいでした

やい あれ取れ これ取れ あれ買って来い それじゃない 何時に来るんだ 
さっさとやってくれ と かんなは 指示されまくり 

兄弟もいないかんなは 付き添いの交代がいないし
我が家で 子どもの世話 母の介護もあるけど
こちらの都合は 全く考えない


ある日なんて ベッドの下に 落ちたものを拾えと 携帯にかけてくる

そして 看護師さんには 
注射が下手だ ベテランに変えろ 呼んでもすぐ来ない 何やってるんだ


命を助けてくれた医師には 反省 感謝の言葉もなく
おなかがすいてたまらない 何か食ってもいいか

だってーーー
もちろん 却下だけどね



そして極めつけが これ
お見舞いに来てくれた人に 言った言葉

「足なんて切ると思わんかった! かんなのせいで こんなところから切られた!
 俺は ただの手術と思っていたのに」



もうがっくり
何 これ 本気? 冗談?

父いわく
救急外来にかかった夜中の事は 朦朧としていて覚えていないらしい
自分が決断を下したことも
かんなが 勝手に 話を進めたと 思っているのだ

先が 思いやられるな~~ とこのとき胸の中に 暗雲が垂れ込めた




今夜は ここまでです






読んで下さりありがとうございます

グランパス 京都に勝って 勝ち点3
ただいま 首位 走ってます
グランパスよ いつも 希望をありがとう
 
それにしても 父のブログ内容は いやあ重い重い
読んでくださった人の 心まで 重くなりませんように


元気の素になります
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